牛丼と世界経済
警備が物々しいです。
国際的に重要な行事があればなおさら。
テロ情報の流出もそれに拍車をかけています。
まさにALL JAPANでの警備体制。
それはともかく、農産物、工業品などすべての物品について原則、関税を撤廃するTPPが取り沙汰されています。
TPPが実現すれば、高い関税で保護される国内の農業や漁業の廃業が増えるからです。
日本の食料自給率は約40%と言われています。
これがさらに下がる可能性も否めません。
ただTPPに加盟し、他国から安い農産物などが入るなど消費者にとってメリットも見込めます。
海外の小麦粉が入ってくれば国内で製粉する意味がなくなってしまう程のインパクトがあるようです。製粉業界への影響は計り知れないと戦々恐々の様相です。
一方ではTPPを歓迎している業界もあります。
なにを隠そう、あの値下げ競争で世間をにぎわしている牛丼業界です。
牛めし用牛肉の7割を米国産、3割を豪州産に頼っているのは松屋フーズ。
現在、外国産牛肉への関税は38・5%。これが撤廃されれば牛丼チェーン各社の牛丼並盛りが200円以下になるかもしれないというのです。
牛丼並盛が200円!
特盛りは350円くらいになるのかな?
TPPで牛丼業界だけが躍進しても仕方ありませんが。
色々と世の中も大変です。
神の見えざる手か?
人間のあくなき利益追求のどちらでしょうか?
2010-11-10 11:31
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